ホームコメディー『北の砦にて』雪の精霊の子ギツネが大冒険する、ほんわか系の小説

『北の砦にて』雪の精霊の子ギツネが大冒険する、ほんわか系の小説

前世日本人だった女子が、転生して雪の精霊子ギツネに!?もっふもふの子ギツネが、未知の世界へと大冒険!
小説家になろうから『北の砦にて』(読み方:きたのとりでにて)をご紹介します!(2021/08/21時点 第五部が完結済みです)

この小説のカテゴリー:

, , , , , , , , ,

ここがおすすめ!「北の砦にて」の面白いところや見どころ

前世は日本人女子。今世は雪の精霊の子ギツネ。そんな主人公と、北の砦の屈強な騎士たちとのほのぼの交流譚。

北の砦にて 新しい季節 ~転生して、もふもふ子ギツネな雪の精霊になりました~ 作者:三国司

前世が日本人の女子が転生して雪の精霊に!とっても愛くるしい姿で、仕草や鳴き声もとってもチャーミングです。

主人公は雪の精霊で子ギツネの姿をしたミルフィリア(愛称:ミル)です。子ギツネの姿の通り、ミルは生まれてまだ1年の赤ちゃん精霊です。
優しいお母さんと雪山で暮らしていましたが、ある日お母さんからお留守番をするように言われます。

ミルは始めは余裕!と考えていましたが、心細くなってしまい、お母さんからの言いつけを破り、人里におりてしまうのですが…

「北の砦にて」は、ほのぼのスローライフ系の小説です。もふもふで外見が愛らしいのはもちろん、仕草も赤ちゃん狐で癒しが満載です!ぜひ一度は見て欲しい作品です。

主に子狐ミルが周りから溺愛される小説となり、時々シリアスになる展開もありますが、展開的にはそんなに怖い流れにならないので安心して楽しめます!

現在は5部まで完結していきますが、定期的に更新がされているので完結まで安心できます。

「北の砦にて」はコミカライズやアマゾンでライトノベルとして販売もされています

「北の砦にて」はライトノベルとしてアマゾンなどで販売されています!電子限定書き下ろしSS付もついているので、小説家になろうで読んで、良かった人はご購入をされてはいかがでしょうか?(^^*)

表紙も可愛いですね!

作者さんが描いている絵日記も必見!

各部のラストにミルの絵日記が描かれています。主にミル視線で描かれた絵日記なのですが、イラストがとっても可愛くて、「そうそう!イメージしてたのはこんな感じ!」と思えるような素敵な絵日記になっています。

もふもふのミルが、小さい身体で必死に歩いて雪山を下りた先には、軍事施設の北の砦が。

鋭い雰囲気をまとった隻眼の騎士や、唯一の女性騎士、冷たい雰囲気をまとった師団長さん…

冒険あり、皆から可愛がられたり、ちょっと笑えたりする癒し系小説です。

恋愛要素は少なめ~普通です。

※過度のネタバレを防止するために、物語の後半で分かるようなことなどは書いておりません。
 ぜひ小説を読んで楽しんでください!

小説はこちらから見れます

読者さんから感想を頂きました!

「北の砦にて」はそのタイトルにある「北」や「砦」といった少し寒くて暗そうなイメージとは、まったく真逆のかわいくて、ほっこりしてしまう癒したっぷりの物語です。主人公は、雪の精霊のミルです。見た目はもふもふの子ぎつねの見た目をしています。動物の子供が主人公のお話は多々ありますが、この物語の少し変わっているところは、この子ぎつねの中身が、18歳の人間の少女だというところです。18歳の人間の少女が、人間の時の前世の記憶を持ったまま、雪の精霊の子供として転生し、お話がスタートするのですが、この設定が物語を面白くしていると思います。例えば、きつねならば、ネズミを見てもびっくりしないし、むしろ、獲物としてとびかかったり、おもちゃとして追い掛け回したりしそうなのですが、中身は人間の女の子、足をプルプルと振るわせてしまうのです。もふもふの子ぎつねが、小さなネズミ相手にプルプルしているのは、想像するだけで癒されてしまいます。

そんなミルは、ある日、母親が一か月家を空けることになったため、お留守番をすることになりました。しかし、初めての長期間のお留守番が寂しすぎたミルは、母親を追って旅に出ます。でも、子ぎつねの小さな足ではなかなか母親に追いつくことができず、人間の騎士たちが生活する北の砦に迷い込んでしまいます。北の砦で保護されたミルは、最初は人間の騎士にびくびくしてしまうのですが、ご飯を用意してもらったり、野犬から守ってもらったりする中で、徐々に保護してくれた隻眼の騎士や、氷の支団長と打ち解けていくのです。ミルを通じて屈強な騎士たちの新たな側面がみれたり、最後のほうには、少し事件が起こったりと、ミルと騎士たちのほっこり時々バタバタな癒しの日々が楽しく読める物語です。

面白かったです! 異世界転生系の小説で、ほっこり系を主題にした作品は珍しいと思いました。 異世界転生によくあるチート能力やハーレムなどの要素はあまり出てきません。 前世が日本人女性の主人公は、雪の精霊の子ギツネに転生しますが、特別な力を持っているわけでもなく、一見すると、かわいい白い子ギツネです。

この作品はそんな子ギツネのミルと、北の砦の騎士たちとの交流を描いた物語になっています。 普段は北の砦を護衛するため、気を引き締めている騎士たちですが、ミルを出会い、一時の間、緊張感から開放されます。一方のミルは、最初は強面な騎士たちを警戒して、あまり近寄らないのですが、だんだんと心を開くようになっていき、気づけば北の砦には欠かせない愛すべきマスコットになっていきます。

この話の肝はやはりミルでしょう。
「ミルは絶対かわいく表現したい!」という作者の気持ちが強くこもっている気がします。 とにかくかわいいです。個人的にはちょっとおバカなところが好きです。 ミルは人間だった頃の記憶はありますが、動物の本能には逆らえないのです。なので例えば、雪が積もった地面を見たら、我慢できず大はしゃぎです。 そしてそれを見守る騎士たちも微笑ましいです。ミルを見て、みんな優しい気持ちになっています。他にもたくさんそういった描写があるので、動物好きの方にはおすすめしたい作品です。

P.S
この作品を読んでいると、なぜか私の頭の中に、朝の番組でワンコを紹介するミニコーナーが思い浮かびました。多分それぐらいミルがかわいかったからですかね?

気がついたら白い子キツネの姿の雪の妖精に転生していた主人公ミルフィリアがとにかくかわいい作品でした。主人公はお母さん妖精が出かける間、留守番ができなくて脱走し、騎士たちがいる北の砦に迷い込みます。そこで騎士たちに保護される中で少しずつ交流を深めていく姿がたまりません!

主人公のモフモフで健気な様子には普段は屈強な騎士たちも思わずデレデレになってしまうのが微笑ましいです。騎士たちの中での人間模様も様々で、隻眼で強面だけど最初に主人公を保護した優しいグレイルや、こっそり隠れて主人公たちを可愛がる支団長クロムウェル、可愛いものが大好きだけどセンスが独特な女性騎士ティーナ、お調子者のキックス、などそれぞれの個性が出ていて、どのキャラクターもその人となりを知るごとに思わず好きになってしまいます。また、主人公と人間たちのふれあいだけでなく、まだ幼い主人公が他の妖精たちと出会い、ふれあう姿も読んでいてニヤニヤしてしまうほどかわいいです!

特に同世代の炎の妖精クガルグは小さい黒豹の姿を しており、主人公のことが大好き。主人公に毛づくろいをするなどいつも積極的にアピールしています。その場面を想像すると可愛くて仕方がないです。主人公が鈍感でイマイチ好意に気づいていないところもにやにやポイントです。他にも主人公の父である水の妖精や、主人公の母に恋するクガルグの父である炎の妖精なども登場し、妖精たち独特の家族観も面白いです。たくさんのキャラクターが登場し、トラブルや事件も起きるのですが、完全な悪役はいません。みんなそれぞれに事情があったり、本当は思いやりのある人だったと判明したり、ハラハラしても解決するときには必ずほっこり。優しい気持ちにさせてもらえる、癒しの一作でした。

よむよむが改めて読みなおして感じたこと

※以下、ネタバレを含みます。

一部の感想

ミルが北の砦に出向き、主な登場人物たちと関わるお話がメインとなっています。

(ミル曰く)形相が恐ろしい隻眼の騎士は、実は気遣いのできる優しい人。お腹がすいたミルに肉団子やご飯をくれたり、寝場所を整えてくれたり、大ピンチのミルを救ってくれたり…。行動がすべてイケメンで頼りがいある騎士、ミル目線では甘えたい人No.1じゃないか!?と感じています。

北の砦で唯一の女性騎士ティーナは、ミルを溺愛する一人。甘やかしてくれるのですが、特徴的な特技を持っていてミルはいつも感心しているよう。

騎士キックスはミルに対して無遠慮に接してくるけど、どこか憎めない少年のような心を持ったさっぱりした人物です。

北の砦を纏める氷の支団長さんは、冷たい印象をもつ男の人。初めて会った時に怖い印象をもったので、てっきり嫌われたのかと思っていたら…!?(個人的に支団長さんのキャラが一番好きです!)

ミルはこれまで人間と関わることが無く成長していたので、初めて関わる北の砦の人たちにビクビクしていました。前世は人間で今も意思はあっても、野生の動物の意思が人間に対して警戒心を持っていたのです。ですが、色々な人達とゆっくり関わることによってミルも周りの人たちに馴染み、北の砦で楽しく毎日を過ごすようになりました。

だけど、ミルは忘れていたのです。自分がお留守番を言いつけられていたことを…。

ミルのもっふもふでふわふわな毛と愛らしい仕草に魅了される人達を楽しめる第一部でした。

番外編は、二部につながるキャラクター達が登場するので必見です!ミルのお父さんのお話や炎の精霊クガルグくんの登場など番外編とは思えないボリューミーな内容となっています。

二部の感想

ミルがドキドキわくわくの初めてのおつかいへ…!

第二部はミルが大冒険をする章です。お母さんに頼まれて王都までイヤイヤおつかいに行くことになったミル。一人で王都に行くのは不安なので、隻眼の騎士たちについてきてもらおうとするけど、ついてきてくれなくて…!?

拗ねながらもなんとか一人で王都に向かいますが、そこに頼もしい助っ人が登場します♪一部の番外編から登場したヒーロー枠の炎の精霊クガルグくんです。ミルと同じくらいの年齢で小さな豹の姿をしています。雪と炎で相反している属性ですが、毛づくろいをされたり、遊んだり仲良しの二匹のようです。

そんな二匹で山あり谷あり、王都まで向かうお話がメインのお話です。道中、怖い人に狙われたり、風の精霊さんが登場したり見どころが満載です!

そして、なんと師団長さんが北の砦から王都の本団に戻ってしまう事に!?

よむよむhttps://www.jinkeculture-syosetu.com
小説家を読もうやアルファポリスの女性向け小説を紹介しています。 古い作品になるとどうしても埋もれてしまうので、知らないのはもったいない!と思いサイトを立ち上げました。 古い小説から最新の小説まで、名作や面白い小説を紹介しています。 どうしても主観的な考えでのご紹介にはなりますが、ぜひ色々な小説を楽しんで頂けると嬉しいです。

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here

CAPTCHA


Must Read